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「ラストマン」の展開

 初目は市の中心部の展示でしたが、2日目は、ちょっと外れたところにある(といっても歩いて20分ちょっとですが)国際バンドデシネ・ミュージアム周辺の展示を回ります。
 今年は、フランスのユーモラスな西部劇マンガ「ラッキールーク」誕生70周年ということで、ミュージアムの対面にある展示場の正面では「ラッキールーク」の服装をしたガンマンと馬車がデモンストレーション中。
 建物に入ると、まず子供たちのマンガコンクールの入賞作を展示。これがフランスだけあってレベルが高い!
 が、今日のお目当ては『ラストマン』の展示です。
『ラストマン』というのは、海外マンガフェスタなどで日本にも何度か来たことがあるヴァスティアン・ヴィヴェスさんがアニメ学校時代の友人二人、バラックさんとサンラヴィルさんを誘って始めた作品、というよりプロジェクトで、基本的にかなり日本マンガの作り方を意識して作られています。絵は一見すると日本マンガ風ではないのですが、カラーが一般的なフランスでモノクロで描かれ(しかし巻頭カラーはある(笑))、しかも3人で協力してやっているので、制作スピードが日本並みに早い。なんでも、1週間に20ページずつ更新されていくそうです。つまり「ジャンプ」並みの連載スピード。
 全12巻と決めて始めているそうなので、その点は読者の反応を見ながら展開が変わっていく日本マンガとは違うのですが、1冊で完結するのが基本のフランスのマンガの中では、異例のスピード、異例の長さです。つまりフランスのマンガでもあるのだけれど、日本のマンガの読み心地を狙って作られている。
 しかも、この作品はすでにゲームにもなり、アニメにもなっています。要するに日本マンガのようなメディアミックスも意識して作られているわけです。版元はBDの老舗のカステルマン社なので、同社にとってはかなり新しい挑戦。

 おまけに、おまけにですよ――作者たちによる、「二次創作エロ同人」雑誌『SEXY SIRENE』まで作られているて、これがまたすごくよくできている!
会場にはこのメディア展開がすべて展示されているのですが、子供たちはゲームに群がっているし、アニメの予告編も「こ、これは…」と思わせる出来。(しかし、厳しい市川共同代表からは、「予告編では一瞬ひやりとしたけど、アニメ本編の第1話を見ると、まだまだ日本のアニメは負けないね」というお言葉が。)
 さて物語はと言うと、物語の中の「現実」の世界と、もう一つの「この世界」が入れ子になった構造になっています。第1巻は「もう一つの世界」の方から始まり、こちらの主人公は格闘トーナメントでの優勝を目指す12歳の少年アドリアン。彼は美人の母親マリアンヌと母一人子一人で、優勝した賞金で母親に市場で思い切り食材を買ってあげたいというのを目標にしているのです。でも楽しみにしていたトーナメントでは、パートナーが体調を崩して出場できなくなってしまう。気落ちする少年の前に現れたのは、試合に出場するにはパートナーが必要ということを知らないでやってきた男・リシャール。うさんくさく見えるリシャールに当初母親は反対しますが、アドリアンとリシャール、子供と大人の二人は結局タッグを組むことに。
 のちにこの、少年の母親マリアンヌとリシャールが恋仲になるというのがフランスマンガらしいところなのですが(日本のマンガでは、主人公の母親が誰かと恋愛したりしないでしょう)、このマリアンヌがなかなかいい女なんです。かたや少年の側には幼馴染で格闘の強い少女エロ(この名前はどうかと思う…)がいたりして、なかなかツボを押さえている。
 一方、アニメの第1話は「現実」の世界の方のリシャールの過去から幕を開けます。どうもリシャールには事情があって、「現実」から「この世界」に飛ばされてきたらしい。全12巻のこの物語は、6巻までは「この世界」、7巻以降の第2部からは「現実」に舞台を移し、今度はアドリアンたちが「現実」の世界に飛ぶことになります。
 これが実際、絵の印象とは違って、日本マンガを読むような感覚で、すごく面白く読めるんです! え? フランス語読めるのかって? いえいえ、の作品の1巻が8月上旬に日本で翻訳・発売予定で、そのゲラを日本語で読ませてもらったからなのですが、「続きが読みたい!」と思わせる作品で、作者たち3人も秋に日本に来るようなので、明治大学でも何かイベントやろうかな。

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3ページ
4ページ
5ページ
6ページ
7ページ
8ページ
9ページ
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