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2月に移転した共信印刷の新社屋は文京区白山にある。白山通りに面し周囲にはビルが立ち並ぶが、通りを一筋入れば、下町の風情が残る趣のある町並みだ。移転してまもなく、コマジローは社屋から徒歩5分圏内に3軒の銭湯を発見。自他ともに認める銭湯好きのコマジローが、AIDE新聞に「銭湯めぐり」を企画したのは言うまでもない。企画会議の最中、コマジローはこう言った。「銭湯の特集にどうしても呼んでほしいゲストがいる」と。それは誰であろう、異色のミュージシャン「王様」だった。「王様」と銭湯?ミスマッチではないか。しかし、コマジローは「王様を呼んでくれ。銭湯についての蘊蓄を語れる相手は王様をおいて他にはいない」と叫ぶ。実は、王様は『東京入浴会』という銭湯好きの集団の会長であった。早速、王様にアポイントを取り、王様とコマジローの銭湯巡り&談義がセッティングされた。 |
王様プロフィール |
ねずみ年7月7日生まれ。血液型O型。上智大学経済学部卒業後、1年半のサラリーマン生活を経てフリーターに。CDショップ店員、宛名書きのアルバイトをしながら音楽活動を続ける。1990年、試行錯誤の末「洋楽ロックの日本語直訳ならびに歌唱」を始める。また、ヒゲを伸ばしていた当時の風貌がトランプの王様に似ていることから「王様」とあだ名を付けられる。弾き語りライブ活動、深夜TV番組への出演、サポートギタリストなどの活動を経て、1995年9月、CD『深紫伝説(ふかむらさきでんせつ)』で衝撃的(!?)デビューを飾る。
その後も、洋楽ロックに関する豊富な知識を活かし、数々の名曲を日本語に直訳・翻訳・超訳し、60〜70年代王道ロックの伝導・普及に努めている。
ロックの本質を笑いのオブラートに包んで伝える……それが王様のスタイルである。また最近、ライブ活動に加え、映画紹介コラムの執筆、ナレーション、吹き替え、子供向けTV番組出演、ギター・セミナー、バンドコンテスト司会&審査員などなど、多方面で活躍中!!。
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取材・文・写真: |
AIDE新聞編集部 |
デザイン: |
(有)プランニングオフィス・エイトス |
パースイラスト: |
くわはらひろこ |
協
力: |
藤田工業
光楽湯、富士見湯、鏡湯のみなさん
O.ゆきの
王様
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表紙
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