今年1月末に開催された、フランス・アングレーム国際マンガ祭は、大友克洋イヤーでした。昨年のグランプリを大友さんが日本人として初めて受賞されたからです。アングレームでは、グランプリ受賞者が翌年の大会委員長を務めるのが決まりで、今年は大友克洋トリビュート展をはじめ、大友さんのトークイベントも実施されるとあって、なんとコミックマーケットの共同代表・市川さんと安田さん、そして故・米沢代表の奥様・米沢英子さん、共信印刷の早坂さんとともに、「ユーロマンガ」編集長のフレデリック・トゥルモンドさんの案内で、行ってきましたよ、アングレーム!
そしてみなさんを日本に送った後、私は、BD(ベーデー)のもう一つの中心であるベルギーへ! BDというのは「バンドデシネ」の略で、フランスとベルギーを中心とするヨーロッパのマンガのこと。そして今回の調査は、科学研究費補助金・基盤B「Manga <style>の海外への伝播と変容」の助成を受けていることもあって、トゥルーズにある日本マンガを教える専門学校、トゥルーズMangaも訪問してきました。
アングレーム国際マンガ祭については、2008年冬のAide新聞でも報告させていただいたことがありますが、さて8年たって、フランスのマンガはどうなっているでしょうか
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